一般社団法人
日本細胞生物学会Japan Society for Cell Biology

凍結包埋法

author國井 政孝
所属大阪大学医学系研究科細胞生物学教室
Home Pagehttp://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/acb/
KeywordO.C.T compound, isopentane
Published2011-09-02Last Update2011-09-02
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概要・原理

凍結包埋は包埋の際に加熱や有機溶媒による脱水を行わないため、抗原の反応性が失われにくいという利点がある。 凍結の際に氷晶が生じるのを防ぐため組織をsucrose溶液で置換した後にO.C.T. Compoundに組織片を包埋し、液体窒素で冷却したイソペンタン中で凍結する。

装置・器具・試薬

詳細  *それぞれの写真をクリックすると拡大します。

    • 組織片をsucrose溶液に浸け、氷晶防止処理する。Incubationは4度で行う。 4% 15分、2回 → 10% 30分 → 15% 30分 → 20% 30分 → 20% オーバーナイト
    • 発泡スチロールに液体窒素を入れ、isopentaneを入れた金属のカップを冷やす。【fig.2】
    • 5 mm角に切ったコルク片(裏側には組織名を書いておく)の上にO.C.T. Compoundを出し、組織をのせる。【fig.3】 薄切面が上側になるのを考慮し、組織を置く方向に注意する。
    • 組織を下にして、isopentaneの中へ入れて数秒おき、組織を凍結する。【fig.4】 凍った組織はすぐに液体窒素に移す。
    • 凍結した組織はクライオチューブに入れて液体窒素中で保存する。【fig.5】

工夫とコツ

参考文献