一般社団法人
日本細胞生物学会Japan Society for Cell Biology

第40回日本発生生物学会・第59回日本細胞生物学会合同大会アンケート結果

第40回日本発生生物学会・第59回日本細胞生物学会合同大会に関するアンケートにご協力いただき有り難うございました。 実施されましたアンケートの集計結果がまとまりましたので皆様にご報告いたします。

アンケート集計(指定された設問をキーとして集計)

日本発生生物学会・日本細胞生物学会合同年会(福岡)アンケート投票数合計: 250

Q3 他学会との合同開催について

ご意見
1. オーストラリアなのでは、発生/細胞生物学は同じ一つの学会で組織されていますし、Dev Cell / Nature Cell Biol なども 発生/細胞生物学のカテゴリーが一緒の雑誌も多く認められますので、適当かと思います。

2. 発生学会の割に、形態形成の話があまりなかった様に思います。 解剖学会等とも合同の可能性を探るべきでは?

3. 合同学会のメリットが正直見つからない。フォーカスがぼやけて、何がしたいのかがよくわからないし、参加する者にとって精神的な疲れが増すだけに考える。

4. 合同開催は会社のM&Aと通じるところがあり、次世代の科学を見越してどのような知識・技術・背景をもつ学会の要素を取り入れるかをそれぞの学会自身がそれぞれ主体的に考えていく必要があると思う。

5. 細胞生物のカバーする領域は広いが、発生生物は領域が限定されるので、他の学会を組み合わせると全体がぼやけるように思われる。

6. 適当な他学会があるのならば、前向きに検討するのも良いと思う。ただ、共同開催するに際してはお互いにメリットがあることが必須だと思う。

7. 分子生物学会などの巨大学会との合同開催は避けたい。適度なサイズの学会との合同であればよいと思う。

8. 互いに刺激になると思います。今後も合同開催を希望します。

9. 選択肢が2つしかなかったが、特に合同学会を開く必然性は無いと思う(Q2との関連も含め)。

10. チェックを入れなければアンケートが受け付けないので不本意ながらチェックを入れましたが、合同大会の必要性を感じていません。

11. 分子生物学会の発生生物関連分野、再生医学分野など(両学会に所属している人も多いとは思うが)となら、合同する意味があるが、分子生物学会が認めるかどうか判らないのと、分子生物学会全体では焦点がぼやけ、マイナスであろう.....

12. 発生生物学は総合生物学であり、特定分野との特異的なれ合いは日本の発生学の内容を著しく減ずることにつながると、私はきわめて危惧する。基本的には独立して発展する道を模索すべきだが、どうしてもというなら多くの学会とこまめにつかず離れずの合同をしてゆくのが妥当。

13. 合同開催に反対であるという選択肢がないのは何故か。このように恣意的な設問に対する回答が信用できるのかどうか疑問を覚える。

14. もう1、2回は今回の組合せがよいと思います。

15. 合同開催をするとすれば、今回の組み合わせが最も適当であるが、他学との合同開催も模索するべきである。

16. もともと発生生物学会は活気がありますが、今回は一層活発な印象を受けました。

17. これ以上大きくすると、分子生物学会等と変わらないマンモス学会になってしまう。

18. 他学会との合同大会を考えても良いが、はたしてそのような学会が見つかるか?

19. 発生生物学会と細胞生物学会の合同大会で発表されている演題と 日本分子生物学会の年会で発表されている演題との違いを見出す事ができません。 ミニ分子生物学会年会になるのであれば、発生生物学会と細胞生物学会が合同で大会を開催する必要はないかと思います。より刺激的で独自性のある大会を目指して、細胞生物学会以外の学会との合同大会を模索するべきではないでしょうか。

20. 新しい知見を得られるのであれば、どんな学会とでも合同にしてよいと思います。生物工学や材料系などの考え方等を学べると面白いと思います。

21. 合同開催には反対です。どちらかを選択しないとアンケートに回答できないので選びました。

22. 合同学会を催すこと自体は悪いことではないが、それによりアプライできるセクションが減ることが問題だ。今回の合同学会では領域7しか組織・器官形成の分野が無かった。それも再生とくっつけられていた。残りはほとんど「細胞なんとか」という領域だ。強制的に領域7にアプライするしかできなかった。これはひどい仕打ちだ。分野が偏り過ぎている。

23. 合同開催自体にあまり賛成できない。

24. 少し、設問の主旨がずれますが、意見を述べます。 現代の「科学の全体に通じる問題」に関して、招待講演を提案したいです。 「全体に通じる問題」として、この度はいくつか候補を挙げます。ご検討ください。この意見の主旨は、「科学は人々の幸いを増大するものである」ということに拠ります。

1)テーマ: 「遺伝暗号の成立と生命の起原」

研究者: 池原健二(奈良女・理・理学部長。「生命の起原と進化学会」会長)

参考書:『GADVワールド』京都大学出版会

2)テーマ:「人間活動の総量の測定」(エコロジカル・フットプリント算定)

研究者: 和田喜彦(同志社大学。NPOのエコロジカル・フットプリント・ジャパン代表者。国土交通省・エコロジカル・フットプリント研究委員)

参考書: 国土交通省・エコロジカル・フットプリント研究の報告書:

http://nrb-www.mlit.go.jp/DSS/public/documents/20041116150558_doc03.pdf

・『エコロジカル フットプリント 地球環境持続のための実践プランニングツール』マ・ワケナゲル、ウ・リース著、和田監訳、池田訳、合同出版 2004

・『エコロジカル フットプリントの活用 地球1個分の暮らしへ』 チェンバース、シモンズ、ワケナゲル著、五頭訳、和田.岸解説、合同出版 2005

25. 合同学会は止めたほうがよい

26. 発生学は、いろんな分野と関係を持つ総合的学問であるから、細胞生物学に限らず、もっと積極的に合同大会を開催すべきである。今回の合同大会は非常に有益だった。

27. 無理な合同大会を開催するよりも、発生生物学会年会の中で、他の学会(例えば細胞生物が会であったり神経科学学会であったり)の特徴を生かしたセッションを開催すべきだ。

28. 演題内容がばらついて,散漫な感じがした

29. 発生学会会員として意見を述べます。今回の組み合わせは良かったと思うが他の学会(動物学会、進化学会)と一部オーバーラップした形の年会は可能だと思う。

30. これから発生生物と細胞生物を分けずに、常に合同にしてもらえたらと思います。こういう機会があると細胞生物学会に所属している私には発生の分野を観るとてもいい刺激になり、頭が活性化されます。

31. 他学会との合同大会を開催することも可だと思うが、適当な規模(大きすぎない)と共通点の共有具合を有する他の学会は思いつかない。

無理に探すことはないと思う。

32. 自分が発生学に興味を持っているため、とても勉強になった。

33.   2番目のことも考えても良いのですが,例えば,組織細胞化学会なども考えられますね。しかし,これは相手もあることですから,慎重に考えることも必要でしょう。両方に印を入れようとしたら,このソフトでは不可能でした。

34. 今回の学会では、細胞の運動や接着という話題が重複していた。

話題のバライエティを増やすためにも、両学会の間で、それぞれのプログラムを独立に組むのではなく、包括的な立場の委員会をつくり、重複を避けるべきではないかと思う

35. ポスター発表に評議員などの大先生も積極的に参加して議論し、若い研究者にコメントを与えられるような形が望ましい。そのような先生方と対等に研究の話をできる機会は少ないので、励みになる。大先生方の同窓会のようなものでは、若い研究者にはあまり意味がない。

36. あまり大きくなっては困るが、他の近接分野の情報が得られる学会は有益であると思う。

37. ただし、大きさのバランスやテーマなどを考えると、細胞+発生が現実的。

38. 日本生化学会

39. 規模が大きな学会といっしょにやると、影が薄まってしまうと思います。

日本細胞生物学会賛助会員

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